子供が悪いから怒るのではない、怒りを利用しているだけだ
ほぼ毎日のように子供に怒っている。
原因は色々あるが、理由はシンプルにただ一つ、
"言うことを聞かない"
これに集約される。
ダメと言ったことをやる。早くしなさいとせかしても急がない。片づけしない。歯磨きしない、等々…
原因を挙げ出したらきりがない。
〇〇しなさい!〇〇しちゃダメ!
言っても言うことを聞かないから怒る。
ありったけの怖い顔をして怒る。
鏡を見たことないから分からないけど、相当怖い顔をしているんだろうな、私。
怒った後は罪悪感に苛まれる。
こんなことで怒らなくても良かったんじゃない?でも私が怒るのは子供達のせい。子供達が言うことを聞いていたら怒らなくて済んだんだわ。
そう自分に言い聞かせてきたけど、ある時こう考えてみた。
子供が悪いから怒るのではない、私は怒ることで自分の目的を達成しようとしている。
即ち、怒りは"子供に自分の言うことを聞かせるための手段"なのである。
怒ることで威圧的になる。子供は怯えて親の言うことを聞く。だから怒る。怒れば自分の言いなりになると思っているから。
これって家庭内独裁政権!?
言うことを聞かない民に処罰を与えて言うことを聞かせる私は、我が家のヒトラーかフセインか…
そんなものは、いつか崩れて崩壊する。
子供が大きくなって力をつけたら反抗期という反逆が起こるのだ。
そう考えてると怒るのも程々にしとかないと後々困ったことになるかも、と思い始めた。
それに怒ったら心身ともにものすごく疲れる。
子供が危ないことをしている、マナーが悪い等、子供を躾ける目的の怒りはある程度必要だと思う。
しかし、自分の目的達成のための怒り、即ち自分の言うことを聞かせるために子供を怒ることは、子供を傷つけ反感を買うだけでなく、そもそも幼児は言うことを聞かない生き物であり、怒るポイントが多過ぎて怒る度にエネルギーを使い疲弊するだけなので極力止めた方が良い。