フジリコチャンネル

夢を追い続けるワーキングマザーの育て方

解をたくさん用意しておくことの重要性

仕事柄、社外の人と会う機会がたくさんある。

入社10年が経ち、仕事の内容については何を聞かれてもそれなりに対応できるようになってきた。

しかし問題は仕事以外の話題になったときである。

仕事以外の話題になると、なかなかパッとした話題提供もできないし、会話に加わっても話が盛り上がらないということが多々ある。

 

ちょうど理研小保方晴子さんの不正疑惑が話題になっていた頃のこと。

ある方から「理系のあなたはこの件についてどう思いますか?」と聞かれ、当時そのニュースについて知っていたけど特に何も考えていなかった私は、返答できず惨めな思いをしたのである。

私は未熟だ。頭が悪い。話題に富まないつまらない人間かもしれない。そう思ってしまった。

 

夫にその話をすると、「それは仮説を立ててそれに対する解を持っていないからだ。自分が解を持っていない話題について意見を求められても急に解が出せるわけがない。」とのことだった。

ニュースを見ても見るだけになってしまって何も考えていなかったら、先日起こった事件について意見を求められても独自性のある回答ができないのは当然である。

 

解を出せないのは私の頭が悪いわけでもなんでもなく、ただ考えが及ばないフィールドが多いだけなのだ。

 

本を読んだり勉強したりすれば知識は蓄えられる。でも知識を蓄えても自分自身の考えは得られない。誰かに質問されても得られた知識の中から解を見つけることになってしまう。それは私の意見ではない。

 

まずは様々な話題に触れて知識を高めると同時に、自分の考えを常に持っておくことが重要だ。

仮説を立てつつ、この人はこう言ってるけど本当だろうか?この場合はどうだろう?あれにも当てはまるのではないか?

そうすることで通り一辺倒の回答ではなく、様々な視点から自分の考えを展開できるようになる。

 

そう、これは訓練である。

仮説を立てては自分の見解を出し続けることで、どんな話題を振られてもある程度自分の意見を即座に出せる体質にもなれるはずだ。